公開日:|更新日:
一般的に「運転免許」と言えば、多くの方が思い浮かべるのは、普通乗用車や軽自動車を運転できる免許のことではないかと思われます。しかし、それは数ある運転免許のなかのひとつに過ぎません。運転免許にはどんな種類があるのか、それぞれどんな特色があるのか、ぜひ知識を深めておいてください。
「普通乗用車や軽自動車を運転できる免許」が、この普通一種になります。より具体的にいうと、最大積載量2.0トン未満のトラックや定員10名以下のマイクロバス、さらには原付バイクや農業用トラクターなどの小型特殊自動車も運転できます。
運転できる車両としては、上記の普通一種と同様です。その上で、運賃を徴収し、乗客を乗せる旅客運送業務を行える自動車免許になります。タクシーやハイヤーの運転手になるための必要な免許として知られています。
普通免許で運転できる車種に加え、準中型では最大積載量4.5トン未満までのトラックが運転可能になります。中型免許では最大積載量6.5トン未満のトラックならびに乗車定員29人以下のバスが運転できます。中型二種は中型免許で運転できる車両を用いての旅客運送業務を行うことができます。
最大積載量6.5トン以上の大型トラックや、乗車定員30人以上の大型バスが運転できる免許になります。大型二種は、乗車定員30人以上の大型バスを用いた路線バスや観光バスの運転手に就くことができます。
大規模な工事現場などで活躍するクレーン車やブルドーザーをはじめ、北海道などで用いられる大型の農業用トラクターや田植え機、さらには雪国で活躍する幹線道路の除雪車などが大型特殊免許で運転できます。牽引免許は750㎏以上の車両を牽引して路上を走るトレーラーやトラクターなどを運転できます。
文字通り自動二輪車を運転するための免許です。普通二輪免許は排気量399cc未満まで、大型二輪免許は排気量の上限なく乗ることがきます。なお、普通二輪免許は小型限定という免許もあり、その場合は排気量124cc未満となります。
排気量1,500cc以下、最高時速15km以下の農業用トラクターや工事用重機、フォークリフト、除雪車などを運転するための免許になります。ただしフォークリフトや除雪車は別途、技能講習を受講しなければなりませんので注意が必要です。
正式名称は「原動機付自転車免許」。排気量50cc以下のガソリンエンジン、もしくは定格電力0.6kW以下の電動モーターを搭載したバイクが運転できる免許です。